月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年2月 8日(月)

ローマ8章28節 老いに伴う恵みの豊かさ

  

神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。(ローマ8:28)

 老いとはどんなものでしょうか。コヘレトの言葉12章3〜6節が比喩的に描き、私たちの経験からも分かりますが、とても厳しいものがあります。しかし、老いも神の計画の内にあり、神は神を愛する者に恵みも伴わせておられます(聖句参照)。

 では、どんな恵みがあるでしょうか。今日は二つほど見たいと思います。自分のこの世での残り時間が少ないことを覚えますと、第一に、死への恐れよりも、神のおられる天の御国が自ずと近くに感じられ、御国が慕わしくなります。幼子イエスに会えた老人シメオンは言いました。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます」。

 そこで第二に、若い時とは違い、人と自分を比べることや、妙に力こぶを作って生きることの無意味さが分かり、むしろ、ただ神に自分が真に喜ばれ、自分も神をもっと喜べる者でありたいという、その一点を中心に心底生きたいと願うようにされます。何とありがたいことでしょう!

 主よ、老いに伴う恵みに大いに気づかせ味わわせ、御名をさらに賛美させてください。

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