月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年2月27日(土)

ルカ15章8-10節 暗闇にいる私たちを捜し求めてくださる神

  

言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。(ルカ15:10)

 主イエスは、「見失った羊のたとえ」に続いて、ドラクメ銀貨を無くした女のたとえを話されました。

 銀の鎖に10枚のドラクメ銀貨を刺し通した髪飾りは、当時のパレスチナでは既婚女性のしるしとして結婚指輪に相当する大切なものでした。二人の生涯における愛の誓約のしるしがどれだけ大切であるかは、言うまでもありません。たとえ1枚でも決して失ってはならない貴重なものであったのでしょう。

 銀貨の持ち主であるその女性は、暗い部屋をともし火で照らし、隅から隅までくまなく探します。まだ9枚残っているという考えなどは全くありません。それを見つけると、もう近所の人を呼ばずにはおられないほど大喜びします。

 主イエスは、「一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある」と言われます。失われた銀貨を探すその女性の姿は、神から離れた人を探す神の姿に重ならないでしょうか。たとえ私たちが暗闇の中にいても、神は私たちを見つけ出すまで捜し求めてくださいます。神は、私たちを深く愛しておられるからです。

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