月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年3月29日(月)

ルカ23章39-43節 十字架上の第二のことば-救い-

  

するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。(ルカ23:43)

 主イエスと一緒に二人の犯罪人が十字架に架けられました。十字架に架けられるほどの犯罪人ですから、彼らは相当の悪事を重ねて来たのです。強盗、略奪そして殺人。それ故、「あの男によってわたしの人生は滅茶苦茶にされてしまった。あの男は地獄に堕ちろ!」と思っている人が何人もいるのです。

 主イエスはすべてのことをご存じです。そして祈られました。一方では罪を重ね、他方では憎しみを手離せない私たちのために、「父よ、彼らをお赦しください」と。

 十字架上の一人の犯罪人は、聖霊に示されて気付きます。「主は、この私のために祈っておられる!」。彼はこの気付きに力を得て言います。「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」。もちろん、思い出していただけるような者ではありません。それでも、彼が憐れみを求めた時、主の答えはこうでした。「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」。あなたも失われてはならない御国の一員だということです。彼はどんなに嬉しかったでしょう。

 主の赦しと憐れみ、それだけが私たちの望みです。

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