月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年4月17日(土)

イザヤ66章1-2節 天地

  

主はこう言われる。
天はわたしの王座、地はわが足台。(イザヤ66:1)

 神は「天地」の造り主です。天地とは、この造られた世界のすべてのものを指しています。空高く遠いところにあるものも、海深く低いところにあるものも、見えるものも、見えないものも、神が創造されました。それゆえに、すべてのものは造り主である神の栄光をあらわすために存在しています。

 天も造られたものであり、神を納めることはできません(王上8章27節)。しかし、神はそこをご自身の王座とされました。そして、ご自身の足台である地を人の住むところとされました。この地には困難もありますが、神が力強く治めておられます。それゆえ私たちは天の父に呼びかけ、「御心が行われますように、天におけるように地の上にも」と祈ることができます(マタ6章10節)。

 また、この世界を流れる時間も神が創造されました。天と地は、神と人間の歴史の舞台です。そして、やがて罪あるこの世界の歴史が終わりを迎えるとき、「新しい天と新しい地」がもたらされます(黙21章1節)。その完成のときを目指し、人は天を仰ぎ、地に足をつけて歩んでいくのです。

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