月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年4月23日(金)

ルカ1章26-38節 聖霊によりてやどり

  

天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」(ルカ1:35)

 神がこの世界に触れてこられるとき、そこには聖霊の働きがあります。すでに天地創造のとき、神の霊が水の面を動いていました。そして、ついに神の独り子がこの地上に到来されたときにも、聖霊が特別な役割を果たしました。主イエスは、聖霊によって母マリアの胎に宿ったのでした。

 すべての命の誕生は驚くべき出来事ですが、救い主の誕生はさらに特別な奇跡によって起こりました。この奇跡は、主イエスが神の子であり、神ご自身であられたことをあらわしています。この方は、人間であるマリアから生まれられましたが、造られたものではなく、造り主なる神であられたのです。それゆえ、私たち罪人を救うことのできる力をお持ちでした。

 この驚くべき救い主の誕生の出来事を私たちがもし信じることができるとすれば、それもまた奇跡です。そして、事実、信じる者とされていて、そこにやはり聖霊が働いてくださっています。母マリアが主イエスをその胎に宿したように、私たちも、「キリストがわたしの内に生きておられる」と告白することができるのです(ガラ2章20節)。

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