月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年7月15日(金)

コロサイ1-2章 兄弟姉妹に対する愛の労苦をする教会

  

あなたがたがキリスト・イエスにおいて持っている信仰と、すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について、聞いたからです。(コロサイ1:4)

 パウロは3節で「すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について聞いた」と言って、神に感謝しています。不思議な言葉ではないでしょうか。パウロはコロサイの教会の人たちのすべての人たちに対しての愛を感謝しているのではありません。「すべての聖なる者たち」に対して抱いている愛への感謝を述べます。すなわち、兄弟姉妹に対する愛なのです。どうして、すべての人たちに対してではなく、兄弟姉妹への愛について感謝しているのでしょうか。

 他の聖書の箇所でパウロは「愛のために労苦し」と語っています(1テサ1章3節)。「労苦」は、「打つ」という言葉から来て、「むやみに殴られる」「むち打たれる」という意味です。それで、聖書の「労苦」という言葉は「苦痛」「苦しみ」を表します。

 教会で兄弟姉妹への愛に生きることは当たり前のことではありません。そこには愛の労苦が必要です。私たちが神からいただいた愛をもって兄弟姉妹を愛するとき、神は、「あなたたちには愛の労苦がありますよ」と言ってくださいます。愛の労苦は教会を教会らしくする一番基礎的なものです。自分のためではなく兄弟姉妹のために、共に「愛の労苦」をし、高ぶることなく、忍耐し、神の栄光を表す信仰生活をしたいと思います。

 【祈り】 教会に生かして、兄弟姉妹を愛することに召していてくださることを心から感謝します。

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