月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年7月22日(金)

ヨブ37章 たとえ今光が見えなくても

  

今、光は見えないが
それは雲のかなたで輝いている。(ヨブ37:21)

 ヨブが嘆きの言葉を語りつくした後、突然もう1人の友人エリフが語り始めます。彼は年少者であるため発言を控えていましたが、3人の友人たちがヨブを説得できないのを見て語り始めたのです。特にエリフは「神よりも自分の方が正しい」と主張するヨブに対して怒りを覚えたのです。エリフは神の計り知れない知恵による自然支配の前でヨブの知恵の限界に気付かせ、神と対等に論じ合う力は人間にはないということを悟らせようとします。自分の小さな知恵で神を理解しつくしたと思って、神の正しさを否定してはならないのです。けれども、それは神を全く不可解な方として恐怖することとは違います。厚い雲を突き抜ければ上空には太陽が輝いています。同様に、苦難の雲に隠れて神のお姿が見えなくても、やがて真実は明らかになり、神の栄光が黄金のように輝くのです。人間がなすべきことは、高ぶることなく自らを低くし、何があっても神を信頼することです。

 私たちはこの神の栄光が主イエス・キリストの十字架の死と復活に現わされたことを知っています。最も大切な御子の命をすでに私たちのために与えてくださった神が、それ以外のものを与えることを惜しまれるはずがありません。

 【祈り】 神よ、御子の命を与えてくださったあなたの愛と真実を、どこまでも信頼することを学ばせてください。

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