月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年7月31日(日)

箴言29-31章 幻がなければ民は堕落する

  

幻がなければ民は堕落する。
教えを守る者は幸いである。(箴言29:18)

 幻と訳されている言葉は、啓示、預言などとも訳されます。英語ではビジョンです。「見る」という言葉から来ています。預言者イザヤはユダとエルサレムについての幻を見ました(イザ1章1節)。他の預言者たちも幻を見ています。預言者たちの見た幻は主からのものです。これから起こることを映像という形で示されたもので、時には預言者自身もその説明を必要としました。

 今日、各個教会で将来計画としてのビジョンを描くことがあります。教会形成においてはそういう「幻」を抱くことは大事ですが、ここで言われている幻は神からの確かな啓示または預言としてのものです。

 それでは、今の教会に共通の確かな「幻」は何かと言えば、栄光の神の国の完成ではないでしょうか。

 私たちも、この確かな幻を見失ってしまえば道を踏み外して堕落してしまいます。この場合の堕落とは、掟から外れて緩んでしまった状態です。そういう状態に陥らないように、主は今日の私たちに明確な文書としての聖書を与えてくださいました。

 私たちを命の道に導く主の御言葉を共に聞き、命の道から外れて堕落しないように互いに励まし、主の確かな救いの約束を信じて、きょうの主の日も礼拝を献げましょう。

 【祈り】 聖霊なる神様、主の確かな御言葉にしっかりと目を向け、命の道を歩き通せるように助けてください。

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