月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年3月28日(木)

出エジプト11章 救いの時を満たす神のご計画

  

「わたしは、なおもう一つの災いをファラオとエジプトにくだす。その後、王はあなたたちをここから去らせる。」(出エジプト11:1)

 暗闇の災いを受けてファラオはモーセを呼び、「行って、主に仕えるがよい」と伝えます。しかし、それは条件つきでした。そして主がまたファラオの心を頑なにされたので、ファラオは彼らを去らせようとしませんでした。ファラオはモーセに「今度会ったら、生かしてはおかない」と告げ、モーセは「よくぞ仰せになりました。二度とお会いしようとは思いません」と答えます(10章29節)。交渉決裂が決定的になったやりとりです。もはや交渉の余地はありません。

 いよいよ最後の、そして決定的な災いが行われる時が満ちたと言えます。モーセは神から告げられた言葉をファラオに伝え、最後に「…わたしは出て行きます」と一方的に宣告して「憤然としてファラオのもとから退出した」のです(11章8節)。

 最後のしるしは、エジプトの国中の初子が皆死ぬというものでした。ファラオ自身もその災いを逃れることはできません。神が頑ななファラオを屈服させ、ご自身の民を救う時が満ちたことが示されています。それはモーセたちの理解を超えた神の救いのご計画です。主がご自身の民の救いのために、すべてを整え、実行してくださるのです。

 主は、私たちのためにも尊い神の小羊を備えてくださっています。

 【祈り】 主がふさわしいときを備え、私たちの救いのためにすべてを整えてくださることを信じます。

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