月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年4月26日(金)

イザヤ65章 神が造られる新しい世界の希望

  

狼と小羊は共に草をはみ
獅子は牛のようにわらを食べ、…わたしの聖なる山のどこにおいても
害することも滅ぼすこともない、と主は言われる。(イザヤ65:25)

 イスラエルの民が神を求めなくとも、神は救いの手を差し伸べ続けてきました。1、2節は、実に慰めに満ちた神の愛が語られています。神に背く民に、「わたしはここにいる、ここにいる」と神は言い続けてくださったのです。

 13〜16節は、神に従う敬虔な「僕ら」と、神に逆らう不敬虔な「お前たち」が比較されています。勘違いしてはならないのは、神は不敬虔な者たちにも手を差し伸べ続けておられることです。それでも、民は神を裏切り続けました。そうであるならば、その報いがあるはずです。彼らは真の神を捨てたからです。

 神は罪を裁かれるお方です。しかし、罪を悔い改め、神に立ち帰る者たちに豊かな祝福をお与えになります。

 17節以下に「新しい創造」としての神の救いが語られています。神は確かに、背き続ける者を裁くお方です。しかし、イスラエルを、また、この世界を見捨てられるお方ではありません。神はこの世界を素晴らしい世界へと造り変えて完成してくださいます。その世界は「狼と小羊が共に草をはむ」(25節)平和な世界です。

 私たちの希望もここにあるのではないでしょうか。争いが絶えない現実を生きる私たちにとって、ただ一つの希望は、神が完成される世界なのです。

 【祈り】 あなたがやがて完成される世界をきょうも待ち望ませてください。

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