月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年6月12日(水)

出エジプト33章 飾りを取り去りなさい

  

「わたしはあなたを名指しで選んだ。わたしはあなたに好意を示す」(出エジプト33:12)

 「あなたはかたくなな民である」(3節)と主に言われて民は嘆き悲しみました。そのとき民が「一人も飾りを身に着けなかった」(4節)、「身に着けている飾りを取り去りなさい」(5節)、「人々は…飾りをはずした」(6節)と、飾りをはずすことが繰り返されていることは象徴的です。

 私たちは主から「あなたはかたくなである」と指摘されることがしばしばあります。それは往々にして、嘆きや悲しみといった、つらい体験を伴いもします。それは私たちがどんな「飾り」を身に着けていたか、それがどんな「かたくなさ」に結びついていたか、その都度、主が教えてくださっているのです。そのような無用なもののために私たちが滅びに至らないためです。そのとき主は、「わたしはあなたと共に行くことはしない」と厳しく言われもしますが、それによって私たちに「無用な飾り」を取り去らせてくださるのです。

 それは「わたしはあなたを名指しで選んだ。わたしはあなたに好意を示す」という約束の一環です。その都度私たちが「どうか今、あなたの道をお示しください」と、無用な飾りをはずして謙虚に求めるなら、主は改めて「わたしが自ら同行し、あなたに安息を与えよう」(14節)と言われて、行くべき道を教えてくださいます。

 【祈り】 主よ、わたしに同行してください。わたしにとって何が無用な飾りなのか、気づかせてください。

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