神が共におられる喜び | 歴代誌下 5章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

歴代誌下 5章

ソロモンは、そこでイスラエルの長老、すべての部族長、イスラエル人諸家系の首長をエルサレムに召集した。「ダビデの町」シオンから主の契約の箱を担ぎ上るためであった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 5章2節

神が共におられる喜び

主の神殿のために行われてきた仕事がすべて完了しました。神殿建築に着手してから7年目の第7の月(現在の暦では9月から10月)、奉献式が行われました。

セレモニーの中心は2枚の石の板が納められている契約の箱を神殿に運び入れることでした。契約の箱は主の臨在の象徴であり、それが神殿に安置されることは神殿に神がおられることの証しとなるからです。

神殿建築の事業を推し進めてきたソロモン王は、契約の箱の前でイスラエルの全共同体と共に、いけにえとして羊や牛をささげます。その数はあまりにも多く、調べることも数えることもできないほどでした。

そして祭司たちによって契約の箱は至聖所へと運び込まれ、ケルビムの翼の下に安置されます。その後、ラッパ、シンバルなどの楽器と共に詠唱者による主への賛美の声が響き渡る中、主の臨在を表す雲が神殿に満ちていきます。

ここには神が共におられることの喜びがあふれていて、何度読んでもわくわくさせられます。そして同じ喜びで私たちも共に満たされたいと心から願います。

唐見 敏徳(忠海教会)