主を喜び祝う | ネヘミヤ記 9章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ネヘミヤ記 9章

イスラエルの血筋の者は異民族との関係を一切絶ち、進み出て、自分たちの罪科と先祖の罪悪を告白した。彼らは自分の立場に立ち、その日の4分の1の時間は、彼らの神、主の律法の書を朗読して過ごし、他の4分の1の時間は、彼らの神、主の前に向かって罪を告白し、ひれ伏していた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 9章2節~3節

主を喜び祝う

9章と10章は一対になっています。9章で罪の告白をし、10章では神との契約が更新されます。過去の罪の告白と未来への約束とも言えるでしょう。9章は過去の罪の告白です。その中で、31節までは「彼ら」という言い方で、先祖の罪を語ります。32節から終わりまでは「わたしたち」という言い方で、先祖に続く自分たちの罪を告白します。

そのような罪の告白の中で強調されるのが、イスラエルを見捨てない神の恵みと憐れみです。17節では「あなたは罪を赦す神。恵みに満ち、憐れみ深く、忍耐強く、慈しみに溢れ、先祖を見捨てることはなさらなかった」と語ります。ここに記されている「恵みに満ち」、「憐れみ深い」、「忍耐強い」、「見捨てない」という言葉があちらこちらに記されています。そのような神であるからこそ、罪人は悔い改めることができます。

イスラエルの罪の歴史と憐れみ深い神の姿は、他人事ではありません。私たちも罪の告白を新たにし、神の憐れみを受け、新たにお従いしていくのです。

川杉 安美(草加松原伝道所)