主なる神に依り頼む王 | 詩編 21編

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詩編 21編

王は主に依り頼む。
いと高き神の慈しみに支えられ
決して揺らぐことがない。
あなたの御手は敵のすべてに及び
右の御手はあなたを憎む者に及ぶ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 21編8節~9節

主なる神に依り頼む王

この世には、多くの王や支配者が登場してきました。しかし、この詩編が記すような王が実際にいたでしょうか。ダビデ、ソロモンなどは、一見すると当てはまるように思います。しかし、絶えず主の力に依り頼み、揺らぐことがなかった、とは言えません。王は敵から民を守るための力を必要としますが、この世の王は自らの手に力を握ろうとします。そして、時にその力を私利私欲のために乱用して、墓穴を掘ってしまうこともあったのです。

この詩編は、神がダビデに永遠の王国を約束されたことに基づいています(サムエル下7章)。キリスト教会は、この王国がダビデの子キリストによって実現されたと理解します。キリストは自らの力を誇示することなく、御父に依り頼み、十字架の死にまで従われました。その十字架において、キリストは人の敵である罪を砕いて勝利されました。そして復活後、天に昇り、永遠の王として父なる神の右の座に着かれました。

ある教会暦は、昇天日にこの詩編を読むよう、勧めています。私たちは、私たちの思いを神の右におられる勝利のキリストに向けます。

吉田 崇