主イエスの兄弟姉妹 | マタイによる福音書 12章

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マタイによる福音書 12章

「だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 12章50節

主イエスの兄弟姉妹

ある日、主イエスは、いつものように群衆に向かって話しておられました。するとある人が来て、主イエスの母と兄弟が立って待っていることを教えてくれました。そのとき、主イエスは弟子たちを指して、「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。…わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」と言われました。

「天の父の御心を行う人」とは、罪を悔い改めて、主イエスに従う者のことです。主イエスに従う者は、主イエスの兄弟姉妹とされ、教会の一員とされています。主イエスに結ばれた主イエスの兄弟姉妹として、地上において天の御父の御心を行って生きるのです。この主イエスとの関係が、私たちにとってすべての土台となります。

主イエスは、決して御自分の母や兄弟を軽視したわけではありません。この世の家族よりももっと強い関係があるということを主イエスは教えてくださいました。地上において私たちはなお罪人であり、人間関係に悩まされることがあります。けれども、私たちはすでに兄弟姉妹です。私たちは、主イエスとの関係を土台にして、地上の家族、また主の教会を建て上げます。

浅野 正紀(江古田教会)