神の祝福は地の果てに至るまで | 詩編 67編

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詩編 67編

神がわたしたちを祝福してくださいますように。
地の果てに至るまで
すべてのものが神を畏れ敬いますように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 67編8節

神の祝福は地の果てに至るまで

詩編67編は、収穫感謝、あるいは豊作祈願の祭りに起源を持つと考えられています。表題(指揮者によって、伴奏付き)、アロンの祝福(民6章)の響きを持つ冒頭、おそらく会衆による応答の繰り返し句(4、6節)などから、旧約時代の古楽器の演奏をバックに、祭司と会衆が一体となって主に感謝を献げている映像が浮かんできます。

一般に農耕文化は、それが営まれる地域の風土とそこに暮らす人々の生活に密接に関連しています。豊作祈願や収穫感謝などの祭りはその地域に固有のものとして生まれ、その共同体において理解される閉じた伝統として継承されていきます。

この詩編のユニークなところは、農耕祭儀的な性格を持ちつつも、開かれた世界観を示している点です。収穫の恵みに直接的に関係する人々だけでなく、究極的には「地の果てに至るまですべてのもの」が神の祝福に与るべきものとみなされています。

この大きな世界観は、主なる神を信じる信仰から必然的に導き出されます。主はそれぞれの土地の土着の神々ではなく、天地万物を創造され、今もそして永遠にすべてを統べ治められる唯一の神です。信仰者はこの主を賛美し、地の果てに至るまで証しするように召されているのです。

【祈り】

主よ、すべての民があなたに感謝をささげますように、そのためにわたしを用いてください。アーメン。

唐見 敏徳(忠海教会)