主が行われる驚くべきこと | ヨシュア記 3-4章

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ヨシュア記 3-4章

ヨシュアは民に言った。
「自分自身を聖別せよ。主は明日、あなたたちの中に驚くべきことを行われる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨシュア記 3章5節

主が行われる驚くべきこと

ヨルダン川の前に野営していたイスラエルの人びとですが、いよいよ約束の地に向かってヨルダン川を渡って行くことになります。

しかし、ここで大きな問題があります。この時期、季節は春で、「ヨルダン川の水は堤を越えんばかりに満ちていた」(15節)からです。当時イスラエルの人口は20歳以上の登録された男子だけで約60万人です(民26章)。女性や幼児、高齢者、病気の人もいたでしょう。それだけの人が、水の満ちている深い川を歩いて渡ることなど不可能です。

民の中にはヨルダン川を渡ることを恐れていた人もいたことでしょう。しかし、ヨシュアは民に、「主は明日、あなたたちの中に驚くべきことを行われる」と言いました。それで、民はその言葉を信じ、まず契約の箱を担いだ祭司たちが先頭に立って、水の中に入っていったのです。するとどうでしょう。なんと祭司たちの足が水に浸ると、ヨルダン川の水が川上で堰き止められ、川床が干上がったため、民はすべてヨルダン川を渡ることができました。

人間の目には不可能であるように思えることでも、主は約束を信じ、主に従う私たちと共にあって、驚くべきことをしてくださいます。必ず深い川を越えさせてくださいます。

【祈り】

どんな困難な時も、主が道を開いてくださることを信じ、恐れず従うことができますように。アーメン

弓矢 健児(西神教会)