主が共にこれだけで十分です | 士師記 6-7章

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士師記 6-7章

主の御使いは彼に現れて言った。「勇者よ、主はあなたと共におられます。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 士師記 6章12節

主が共にこれだけで十分です

イスラエルは主の目に悪とされることを行い、その裁きとしてミディアン人の脅威にさらされます。そこで神に向かって助けを叫び求めた結果、神は士師ギデオンを召し出し、イスラエルへ遣わします。主の御使いから「勇者」と呼ばれるほどの人物ですから、これは期待に胸が膨らみます。ところが、ギデオンは予想に反して臆病者でした。自分がいかに小さな者であるかを熱弁し、主からの召しを拒もうとしたのです。神が共におられるとの約束を受けても、その約束が確かであることの保証を求める始末です(17節以下)。

神はこの臆病なギデオンに呆れることなく、敵に立ち向かえるようになるまで付き合われます。そしてギデオンはその神の保証に励まされ、自分の使命へと向かっていくのです。

ミディアン人は13万5千人の大部隊で、対するギデオン軍は3万2千人です。明らかに多勢に無勢でしたが、神の命令により、わずか300人だけを残し、武器を持たずにミディアン人を圧倒しました。主が共にいてイスラエルに勝利をもたらされたのです。主が勝利を得られるために、「兵の数の多少は問題ではない」「主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされない」のです(サム上14章6節、17章47節)。

【祈り】

神の救いには、ただ主が共にいてくださることだけで十分なのだと信じることができますように。

三川 共基(松戸小金原教会)