主が共にいてくださる幸い | ヨブ記 42章

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ヨブ記 42章

それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し
自分を退け、悔い改めます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨブ記 42章6節

主が共にいてくださる幸い

この世界を創造され、これを支配し、動物たちを守り養い、怪物さえも屈服させる生ける神に直面したヨブは、驚きひれ伏し、このお方に抗弁しようとした自分の高慢を思い知らされて、自らの罪を告白しました。しかし、この時のヨブは恐怖に打ち震えていたのではなく、清い畏れと共に主に出会うことができた喜びに打ち震えていたのではないでしょうか。

ヨブの苦難の理由については何の説明もありません。しかし、自分が味わって来た傷みも苦しみも、悲しみも悔しさも、神のご支配の中で起こっていたのだ。神がこのわたしのことを覚えていてくださったのだということを知るだけで、ヨブは満足しました。そして神の御前に喜んでひれ伏し、自らの罪を悔い改めたのです。そして神は、そんなヨブがご自身に対して正しく語った者と認めてくださいました。そしてヨブが友人たちのためにとりなし祈ったときに彼らをも赦してくださり、ヨブの繁栄を回復してくださいました。

全能の主なる神との関係が回復するときに、自分自身との関係も、他人との関係も、世界との関係も回復に向かって行くのです。主なる神との関係を整えることが、対人、対世界との関係回復への第一歩なのです。

【祈り】

主よ、どこまでもあなたを信頼し、あなたとの関係を壊そうとするサタンの誘惑に勝たせてください。

吉田 実(但馬みくに伝道所)