主の再臨を待ち望む姿勢 | テサロニケの信徒への手紙一 4-5章

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テサロニケの信徒への手紙一 4-5章

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙一 5章16節~18節

主の再臨を待ち望む姿勢

テサロニケの信徒への手紙一が各章ごとに「主の再臨」について述べているほど、当時、主の再臨は大きな話題でした。もちろん、テサロニケの教会の信徒は、再臨信仰を持っていました。しかし、主の再臨のときに、眠っている人びとが果たして復活するのかという問題で、大きく混乱していました。そこで、パウロは「主はわたしたちのために死なれましたが、それはわたしたちが目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです」と語ります(5章10節)。つまり、主の再臨の前に死んだ、眠っている人びとも、キリストの再臨のとき、復活し、共に永遠に生きるということです。

では、目覚めている私たちは主の再臨をどのように待ち望むべきでしょうか。パウロは「いつも、喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい」と勧めます。

私たちが持つべき姿勢は、何か非日常的で、非常識なことではありません。主の再臨を待ち望んでいる私たちに求められるのは、極めて日常的なことであり、極めて落ち着いた生活です。主の再臨を正しく理解しつつ、喜び、祈り、感謝するという普通の生活を営むこと、これこそ、キリスト・イエスにおいて、神が私たちに望んでおられることなのです。

【祈り】

いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝しつつ、再び来られる主イエスを待ち望みます。アーメン

金 昭貞(JEM日本福音宣教会)