7年目、固められた決意の実行 | 歴代誌下 22-23章

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歴代誌下 22-23章

こうして、国の民は皆喜び祝った。アタルヤが剣で殺された後、町は平穏であった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 23章21節

7年目、固められた決意の実行

箴言12章3節に「神に逆らえば、固く立つことはできない。神に従う人の根は揺らぐことがない」と約束されています。そのとおりに、アハズヤの母アタルヤは、しばらくの間、王の座を手に入れていましたが、惨めな最期を迎えます。息子の死後直ちに、ユダの家の王族を皆殺しにして手に入れた王座であったからです。

これに対して、神に従う祭司ヨヤダ、その妻ヨシェバ、そして5人の百人隊の長たちは違いました。揺るがない根からやがてよき実が結ばれていくように、7年の後、彼らは準備を整えて、たった一人助け出され生き残っていた幼子ヨアシュを王座に就けたのです。

一つ間違えれば、アタルヤの手にかかって、皆首をはねられてしまうかもしれません。それでも、彼らは決意を固めてこれを行い、王座奪還を成し遂げたのでした。これこそが、御旨にかなうことと確信していたからです。

そして、町は平穏を得ることができました。

さて、彼らがこの良きことのために7年の時を待つ必要があったように、私たちも長く待たなければならないことがあるでしょう。しかし、心配はいりません。神に従う人の根は揺らぐことがないからです。

【祈り】

主よ。暗闇の時代が続いたとしても、なお望みを持って、あなたに従い行く者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)