へりくだり悔い改めて生きよ | 歴代誌下 24章

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歴代誌下 24章

彼らを主に立ち帰らせるため、預言者が次々と遣わされた。しかし、彼らは戒められても耳を貸さなかった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 24章19節

へりくだり悔い改めて生きよ

7歳で王となったヨアシュは、彼の助言者であり、養父とも言うべき祭司ヨヤダが生きている間は、主の目にかなう正しいことを行いました。40年にわたる治世の前半では、神殿修復という特筆すべき事業を成し遂げてもいます。

ところが、ヨヤダが世を去って後、誘惑が忍び寄ると、ヨアシュ王はそれに安々と乗せられてしまうのでした。「ヨヤダの死後、ユダの高官たちが王のもとに来て、ひれ伏した」。あがめ立てまつられてすっかり上機嫌の王、彼は、手のひらを返すように主の神殿を捨て、アシェラと偶像に仕える人に変わってしまうのでした。

憐れみ深い主は、彼らの悔い改めを求めて預言者たちを次々遣わされます。しかし、彼らは聞こうとしません。そればかりか、同じように声を上げた恩義あるヨヤダの子ゼカルヤを捕らえ、殺してしまうのでした。

正しい主は、少数のアラムの兵士たちを用いてユダの人びとを裁き、ヨアシュ王は重傷の床で家来たちに暗殺され、世を去るのでした。

このように、悲惨な結末の始まりは思い上がりの罪でした。それゆえ、私たちは傲慢の心を捨て去り、へりくだった心をもって、真実な助言者としていつも共にいてくださる聖霊の声に聴いていきましょう。

【祈り】

主よ。思い上がりの罪から私たちをお守りくださり、聖霊の声に聴き従う者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)