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出エジプト5章1節-15章21節
「災いを通して主を知る」


「わたしがファラオとその戦車、騎兵を破って栄光を現すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」
(出エジプト 14章18節)

 主に遣わされたモーセとアロンは民を去らせるように要求しますが、ファラオは「わたしは主など知らないし、イスラエルを去らせはしない」と拒みます。この後に実行される十の災いはファラオとエジプトに主を知らしめるものでした。ナイル川の水が血に変わる災いで「わたしが主であることを知る」と主は語られます。エジプト中に群がる蛙を退かせることで「主のような神がほかにいないことを知る」とファラオは聞かされます。あぶの大群がイスラエル人の住む地方に入らないことによって「主なるわたしがこの地のただ中にいることを知る」のです。

 くり返される災いは、エジプトが主を知るだけでなく、「わたしの名を全地に語り告げさせるため」(9章16節)、また、イスラエルが主の救いを「子孫に語り伝え」るためでもありました(10章2節)。

 一度はイスラエルが去ることを許したファラオが軍勢を引き連れてイスラエルを追撃します。イスラエルが葦の海の中の乾いた所を渡り、エジプト軍が海に投げ込まれることによって、エジプト人は決定的に主を知ります。そして、イスラエルは「神々の中に、あなたのような方が誰かあるでしょうか」と悟って主を賛美するのです(15章11節)。

 

 【祈り】

 主よ、禍の中にあってこそ私たちはあなたを知ります。あなたの救いによって賛美へと至らせてください。

大西 良嗣(宝塚教会)

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