赦されて生きる | ヨハネによる福音書 8章

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ヨハネによる福音書 8章

「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 8章11節

赦されて生きる

生きていくうえで大切なことがあります。それは、自分がいったいどういう人間であるのかを知ることです。それも、たまに思い起こすのではなく、日々、主からいただくみ言葉によって、自分を位置づけ、今日を生きて行くことが大切だと思います。

私たちが、毎日聴くべき主イエスの言葉がここにあります。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない」。

私たちは、十字架の主によって、すべての罪が赦されている人間です。何と幸いなことでしょうか。私たちは、もう自分が犯す罪によって、のたうちまわって苦しむことはないのです。私たちは、もう「自分は罪深い人間だ」「決して赦されない罪を犯した人間だ」と、自分で自分に言い聞かせながら、辛い毎日を生きる必要はないのです。

ただお一人、罪を罪として裁くことがおできになる主が、そして、その罪を背負って十字架についてくださった主が、きょうも私たちに告げてくださいます。「わたしもあなたを罪に定めない」。この言葉が、私たちを本当に生かすのです。

藤井 真(千里山教会)