私たちの偉大な大祭司、神の子イエス | ヘブライ人への手紙 7章

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ヘブライ人への手紙 7章

このように聖であり、罪なく、汚れなく、罪人から離され、もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、わたしたちにとって必要な方なのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 7章26節

私たちの偉大な大祭司、神の子イエス

祭司の務めは、神と人との間を仲介し、人びとを神に近づけることにあります。しかし、律法によって立てられたレビの系統の祭司は、その務めを完全に果たすことはできませんでした。そこで神は新しい祭司を立てることを宣言し、古いものを廃止されました。それによって、さらに優れた希望として、神に近づく道が示されました。

レビの系統の祭司は、民のための罪のいけにえを献げる前に、まず自分の罪のためのいけにえを献げなければなりませんでした。祭司も民と同じ罪人、弱い者だからです。しかし、キリストは、ご自分の罪のためにいけにえを献げる必要はありません。なぜなら、この世の人の道を歩まれ、肉の弱さの中であらゆる誘惑を受けられましたが、罪に支配されることはないお方だからです。しかも、ただ一度ご自身をいけにえとして献げることによって、選ばれた者たち全員の罪を完全に償ってくださったのです。

キリストこそ、私たちの大祭司です。キリストによる完全な救いに入れられ、「偉大な大祭司、神の子イエス」と告白し賛美する人はなんと幸いなことでしょう。

教育機関誌 委員会