ローマの信徒への手紙 2章22-40節
「主よ。今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 2章29節~30節
今こそ安らかに
李 東隼(和歌山伝道所)
「主よ。今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 2章29節~30節
李 東隼(和歌山伝道所)
2020年12月の聖書日課をまとめて表示します。
「ローマの信徒への手紙」の聖書日課をまとめて表示します。
李 東隼が担当した聖書日課をまとめて表示します。
2章に登場するシメオンを紹介します。彼は信仰があつく、イスラエルの慰めを待ち望みつつ生きていました。彼が生きた時代はユダヤの激動の時代でした。ローマの支配下に置かれ、彼は慰めを見出すことができず、日々を過ごしていました。その中で、「メシアに会うまでは決して死なない」というお告げを受けていました(26節)。このとき、ついに彼は、待ち望んでいた幼子イエスを腕に抱いて、「わたしはこの目で神の救いを見た」と言います。幼子イエスを通して神の救いが実現したことを確信したのです。ですから、彼は、「主よ。今こそあなたは、お言葉どおりにこの僕を安らかに去らせてください」と、喜んで言うことができました。
シメオンが目にした救いを私たちも見ることができます。なぜなら、それは万民のために神が備えてくださった救いだからです。
シメオンが待ち望んでいた救い主イエスに会い、大きな喜びと深い慰めが与えられたように、年末、私たちにも共にいます主イエスを通して大きな喜びと豊かな慰めが与えられますよう、祈ります。