神殿再建を布告するペルシア王 | エズラ記 1章(※3-5章も合わせて通読ください)

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

エズラ記 1章(※3-5章も合わせて通読ください)

あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、エルサレムにいますイスラエルの神、主の神殿を建てるために、ユダのエルサレムに上って行くがよい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エズラ記 1章3節

神殿再建を布告するペルシア王

神に心を動かされたペルシア王キュロスは捕囚として連れてこられたユダヤの人びとを祖国に帰すことにしました。そしてイスラエルの神のために神殿を再建することを布告します。エルサレムの神殿はバビロンによって破壊され、瓦礫になっています。

捕囚としてバビロンの地に連れて来られたユダヤの人びとは自分たちで集まり、律法を朗読して神を礼拝して信仰生活を続けました。そのユダヤ人たちにキュロス王は祖国に戻り神殿を再建することを許可します。

キュロスは「天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った」と語っています。ペルシア王国には翼を持つ太陽を模した光の神がいました。それは人間が考え出した偶像です。キュロスは聖書の神を語っていますが、自分たちの主護神にイスラエルの神も加えて、自分の権威を高めようとしたのでしょう。そしてバビロンによって捕囚として連れて来られた人びとを解放することで、ユダヤの人びとの歓心を買うことにしました。それは王の統治上の政策でしたが、そこに生ける神の導きがあります。

【祈り】

主なる御神。あなたは異教徒であれ、どのような者であれ、豊かに用いてくださり、御自身の計画を実行されます。あなたの御心が今も大胆に示されますように。主の御名により祈ります。アーメン

小峯 明(船橋高根教会)