主の約束が必ず実現することを知る者 | 創世記 23章

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創世記 23章

その畑とそこの洞穴は、こうして、ヘトの人々からアブラハムが買い取り、墓地として所有することになった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 23章20節

主の約束が必ず実現することを知る者

サラは127年の地上での生涯を終えました。長年にわたって彼女と連れ添ったアブラハムは、胸を打ち、嘆き悲しみました。二人は主の約束の実現を待ち望み、サラが90歳という高齢でイサクを産むという奇跡を共に経験しました。主の約束の確かさを知る決定的な経験でした。

アブラハムは、サラを葬るために墓地を手に入れます。子孫にカナンの地を与えるという主の約束がありましたが、彼自身が自分の土地を所有することはこれまでありませんでした。かつて1年後にイサクが生まれることを予告された場所、マムレの前にあるマクペラの畑と洞穴を購入します。持ち主エフロンは差し上げると申し出ますが、アブラハムは代金を払って正式な手続きを踏みます。そこに住んでいたヘトの人々が手続きに立ち会いましたので、この土地はアブラハムの所有として保護されることでしょう。

アブラハムとサラに与えられた約束によれば、カナンの地は彼らの子孫に与えられます。彼らが生きている間にその約束が実現することはないでしょう。しかし、その約束がやがて実現することを前提にして、彼らはカナンの地に墓を残すのです。主の約束が必ず実現することを知る者として。

【祈り】

主よ、あなたの御言葉は確かなものです。それが真実であることを前提にした歩みをさせてください。

大西 良嗣(宝塚教会)