平和への道は全地が主を知ること | イザヤ書 11章

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イザヤ書 11章

水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 11章9節

平和への道は全地が主を知ること

イザヤは、「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育」つと預言しました(1節)。エッサイとはダビデの父のことです。その根からひとつの若枝が育つというのは、ダビデの血筋から救い主が生まれる、ということです。

また6節には、「狼は小羊とともに宿り、豹は子山羊と共に伏す。子牛は若獅子と共に育ち、小さい子供がそれらを導く」と言われています。ここには、猛獣と羊や幼子がいっしょに遊び、かみつくことも争うこともないような、とても平和な光景が描かれているのです。これは、救い主によってもたらされる真の平和を言い表しています。そのような平和が実現するのは、「水が海を覆っているように、大地は主を知る知識で満たされる」、つまり、まことの救い主によって、神を知ることが全地に行き渡るからなのです。

主イエスは、「わたしを見た者は、父を見た」と言われました(ヨハ14章9節)。キリストを通して神のことを知ることは、まだ全世界に行き渡っていません。ですから、この平和はまだ完全には実現していないのです。けれども、その実現が約束されています。私たちの使命は、この平和を実現させるために、身近な人びとに福音を携えて行くことです。

【祈り】

キリストの福音を身近な人びとに宣べ伝えることによって、平和を実現する者とならせてください。

吉田 謙(千里摂理教会)