永遠の王のもとで安らかに住まう | ミカ書 5章

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ミカ書 5章

彼は立って、群れを養う
主の力、…主の御名の威厳をもって。
彼らは安らかに住まう。
今や、彼は大いなる者となり
その力が地の果てに及ぶからだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 5章3節

永遠の王のもとで安らかに住まう

差し迫ったエルサレム滅亡の「今」(4章14節)の中で、ミカは偉大な王の下で復興するイスラエルの未来を預言します。

この王は、まるでダビデの再来のようにベツレヘムから出ますが、その出生は「永遠の昔にさかのぼる」と言われます。羊飼いのように群れをいたわり養いますが、主の力と威厳を持ち、その力は地の果てに及ぶと言われます。

この方こそが「平和」です。たとい神の敵がイスラエルを襲っても、この王のもとで労する指導者たちによって国は守られます。

こうして治められる「ヤコブの残りの者」は、多くの民の中にあって麗しい露のようです。人の力に望みをおかず、ただ主を頼りとするからです。若獅子のように天下無敵となりますが、彼ら自身が優れているからではありません。むしろ主は、彼らから力を奪い取り、一切の異教的偶像崇拝を除き去ります。主への信頼を失ったからこそ招いた審判を、繰り返さないためです。

ミカが預言したとおり、ベツレヘムでお生まれになった神の御子イエス・キリストこそ「永遠の王・真の羊飼い・平和の君」です。ただこの主のもとで、心安んじて生きる。これこそが、私たち神の民の幸いです。

【祈り】

まことの王である主イエスよ、あなたのもとで安らかに住まわせてください。

吉田 隆(甲子園伝道所)