主が人に求めておられること | ミカ書 6章

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ミカ書 6章

人よ、何が善であり
主が何をお前に求めておられるかは
お前に告げられている。
正義を行い、慈しみを愛し
へりくだって神と共に歩むこと…である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 6章8節

主が人に求めておられること

諸国の民とイスラエルの指導者たちに向かって呼びかけたミカは、今や、偽りの礼拝がささげられてきた山々に呼びかけます。御自分の民を訴える主の告発を「聞け」と。

主がイスラエルを訴えるのは、彼らと結んだ契約のゆえです。主は、イスラエルの神として、エジプトで奴隷であった御自分の民を贖い出し、モーセたちを通して荒れ野の日々を支え続け、彼らに対するバラムの呪いを祝福に変え、約束の地に至るまで「恵みの御業」をもって支え続けました。いったい主のどこに落ち度があったでしょうか。

このような主の誠実さに相応しい応答は、形だけの献げ物をすることではありません。「正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと」です。

ところが、それらをことごとく踏みにじった神の民に向かって、主の御声が呼びかけます。高慢にも神に逆らい、不正や偽りや欺きによって私腹を肥やす人びとをいつまで忍ばねばならないのか、と。そうして、契約に背いたイスラエル、とりわけオムリの悪事(王上16章25節)やアハブに従った人々に、疫病と飢饉と剣と恥がもたらされる、と。

主なる神は誠実な方です。だからこそ、誠実な心をこそ求めるのです。

【祈り】

私たちが謙遜かつ誠実に、あなたと共に歩む心を与えてください。

吉田 隆(甲子園伝道所)