闇の中でも主こそわが光! | ミカ書 7章

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ミカ書 7章

わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな。
たとえ倒れても、わたしは起き上がる。
たとえ闇の中に座っていても
主こそわが光。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 7章8節

闇の中でも主こそわが光!

主の恵みに応えないイスラエルの腐敗を糾弾したミカは、自分自身の目に映る惨状を語ります。

まるで収穫後の果実を探すように、まともな人など一人もいない。私利私欲による騙し合いが蔓延し、家族でさえも信用できない。ミカはただ一人、天を仰ぐほかありません。が、それでも主は必ず願いを聞いてくださると信じるのです。

その祈りの確信をミカは、エルサレムと自分を重ねつつ、力強く語り始めます。主に罪を犯した者は、主の怒りを負わねばならない。しかし、「たとえ倒れても、わたしは起き上がる…主こそわが光」「主はわたしを光に導かれ、わたしは主の恵みの御業を見る」と。

ミカの祈りは続きます。主が羊飼いとなって、私たちを牧してください。そうして、主が再び出エジプトの時のような御業を為してくださるなら、諸国の民はあなたを畏れ敬うでしょう。罪に対しては怒りを発するが、御自分の民をどこまでも赦す神。慈しみを喜ばれる神。父祖に誓われた契約に誠実な神。このような神がほかにあろうか!これがミカ書の結論です。

「すべての人を照すまことの光があって、世にきた」(ヨハ1章9節、口語訳)。この方こそ「わが光」です。この光の誕生を祝いましょう!

【祈り】

主よ、あなたのような神はほかにいません。ハレルヤ!

吉田 隆(甲子園伝道所)