主なる神の不思議な摂理 | 創世記 37章

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創世記 37章

ヤコブは自分の衣を引き裂き、粗布を腰にまとい、幾日もその子のために嘆き悲しんだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 37章34節

主なる神の不思議な摂理

創世記37章から、イスラエル民族の契約の歴史の非常に重要な局面が始まります。ヤコブの家族の歴史ですが、ヨセフが重要な役割を果たすのでヨセフ物語と呼ばれます。

ヨセフと兄弟たちの物語は、親の寵愛と兄弟の対立という、時代を超えた物語です。劇的な変化、復讐と赦しの物語です。しかし、それ以上に重要なことは、この物語全体を通して、神が人間の罪と苦しみを善いものに造り変えようと、不思議で摂理的なお働きをしておられることです。

37章はその始まりで、ヨセフは不思議な夢を見ます。夢を通して主なる神が働いておられるのです。

その後、ヨセフはエジプトに連れ去られ、父ヤコブには「野獣に食われた」と思わせる話が伝えられ、それによって父ヤコブは大いに嘆き悲しみました(34節)。

主なる神が兄弟を暴力につながる憎しみに駆り立てたわけではありません。人間の悪を超えて、神がそれを善へと造り変えようと、この世界に働いておられることを示唆しています(50章19~21節を参照)。夢という形で隠されて、目には見えませんが、それは契約の主である神の不思議な働きなのです。

今も、主なる神は聖霊によって私たちと共におられます。摂理の神が今の私たちにも働いておられます。

【祈り】

主よ、あなたの思いは我々の思いを高く超えることに感謝いたします。

ステファン ・ファン・デア・ヴァット(神戸改革派神学校)