神の三大賜物(2)希望 | コリントの信徒への手紙一 13章

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コリントの信徒への手紙一 13章

それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 13章13節

神の三大賜物(2)希望

神の三つの大きな賜物、信仰と希望と愛のうち、きょうは、希望について思い巡らしましょう。

希望は、聖霊によって主イエス・キリストに結ばれて与えられる賜物であり、神への信仰、つまり、信頼に基づくものです(ガラ5章5節)。

ところで、「希望」は、国語辞典によると、「未来に望みをかけること」(岩波国語辞典)です。しかし、私たちキリスト者の場合は、未来ではなく、神に望みをかけることです。そして、私たちの希望は、何よりも主イエスが父なる神にかけておられる望みであり、期待です。

主イエスは、父なる神に絶大な信頼を寄せ、神に大いに期待して、恥をもいとわないで十字架の死を忍耐されて、復活なさり、神の玉座の右にお着きになりました(ヘブ12章2節)。私たちの信仰による希望は、この復活の主イエスにかける望みであり、期待ともなります。

十字架の死からの復活によって、死の力を打ち破られ、永遠の命に復活なさった主イエスに結ばれるならば、私たちの復活も確実です。私たちの復活は、主イエスにおいて既に実現しています。この意味でも、未だ来ない「未来」ではなく、将に来たらんとする主イエスにおける「将来」に望みをかけるのです。

【祈り】

主イエスよ、あなたの復活のゆえにわたしの復活も確実であることを確信させてください。

長谷川 潤(四日市教会)