恐れるな神の摂理に信頼せよ | マタイによる福音書 10章26-39節

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マタイによる福音書 10章26-39節

「だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 10章31節

恐れるな神の摂理に信頼せよ

「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」(34節)。

もちろん主イエスは平和をもたらすお方です。神との関係を回復させて平和を実現してくださいます。しかしそれは、争いのない穏やかな状態を意味するものではありません。すべての人がただちに神との平和を受け入れるわけではないため、摩擦やあつれき、衝突や迫害が生じます。

ここで主イエスは、そのような衝突や迫害を恐れることはないとおっしゃいます。主イエスによって真実の平和、神との平和の土台が築かれているからです。弟子たちは神の御手によって守られているのです。

「あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている」。「アサリオン」は当時のいちばん小さな貨幣単位で、これ以上細かくできません。そのため2羽まとめ売りで1アサリオンです。そのような小さな雀さえ、神はご自身の摂理の対象として守っておられます。ましてあなたがたはなおさらである。「あなたがたの髪の毛までも1本残らず数えられている」とおっしゃいます。

たとえ争いの中でも、「恐れることはない」と主は言われます。平和は確かだからです。主に信頼して、平和を創り出して歩みましょう。

【祈り】

神よ、迫害の中でも、神の御手に信頼して、神の平和を宣べ伝えます。

金 昭貞(JEM日本福音宣教会)