新しい地へ出て行って主に仕える | 使徒言行録 16章

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使徒言行録 16章

「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」…。パウロがこの幻を見たとき、…すぐにマケドニアへ向けて出発することにした。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 16章9節~10節

新しい地へ出て行って主に仕える

世界へ御言葉が宣べ伝えられるため、神は皆さんを新しい地へ召し出すことのできるお方です。

パウロはテモテと出会い、主の導きの中で強力な弟子を得ました。ところが、この嬉しい出会いの後、聖霊によって、アジア州で御言葉を語ることを禁じられました。この困惑する出来事の意味が、マケドニア人の幻によって明らかにされます。「マケドニア州に渡ってきて、わたしたちを助けてください」。それまでパウロはアジア州で伝道していました。なおも同じアジア州で伝道しようとしていたところ、聖霊に禁じられ、海の向こうのヨーロッパへ伝道するように示されたのです。神がこう勧めておられるのでしょう。「新しい地へ出て行きなさい。そこでわたしの福音を宣べ伝えなさい」と。

きょうの御言葉は、昨今の伝道の困難にあっても、新しい地での宣教、また開拓伝道の大切さを思うきっかけになるのではないでしょうか。あるいは、思っているよりずっと遠くの地で、それこそ海の向こうで、あなたの宣教や何かの活動の召しが主に備えられているのかもしれません。地の果てに至るまで、宣教することを神は求めておられます。その意味で、新しい地での働きのため、主の導きを尋ねて祈り求めましょう。

【祈り】

あなたが新しい地へ出て行く召命をくださるとき、応える勇気をお与えください。

酒井 啓介(坂戸教会)