安堵ほほえみ平和 | ルカによる福音書 2章1-7節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ルカによる福音書 2章1-7節

彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 2章6節~7節

安堵ほほえみ平和

3年前のこの時期、わたしと妻の間に子どもが生まれました。そのころ、出産間近の妻の体調を心配し、階段の昇り降りや、あらゆることに気を遣いました。クリスマスの度にそのことを思い出し、なんとなくヨセフの心の内を想像しています。最初のクリスマスのとき、ヨセフはどれほどマリアのことを心配していたでしょうか。ナザレからベツレヘムまで徒歩の旅を妊婦にさせるなど、現代では到底考えられないことです。

ヨセフは妻マリアの体調を案じ、マリアは胎の中の主を案じていたでしょう。ベツレヘムで腰をおろすことができたとき、またそこで無事に出産を終えられたとき、二人の心はどれほど安堵したことでしょうか。

主イエスの誕生は、洗礼者ヨハネのときとは違い、神殿も奇跡も預言も群衆もありません。それは神の子の誕生とは思えないほど、とても簡素で、みすぼらしいものでした。しかし、私たちはその誕生の場面で微笑む家族を見出します。そして、その家族に平和を発見します。

主イエスは過酷な現実にお生まれになりました。その現実に平和をもたらし、疲労困憊する者に安らぎを与えるために。きょう、私たちのために救い主がお生まれになりました。クリスマスおめでとうございます。

【祈り】

イエス様、あなたのお誕生に、私たちは平和と安らぎをいただきました。ありがとうございます。

三川 共基(松戸小金原教会)