リジョイス聖書日課 2019年7月

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2019年7月の聖書日課

月刊誌 『リジョイス』PDF版 8月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 8月号配信中

月刊誌 『リジョイス』PDF版 申込随時受付中。主な内容: 恵みの文字、中世教会の祈り 聖書日課、いのちのパン、アウグスティヌスの古くて新しい物語、カルヴィニズムる人たち、わたしの街のこの教会、外国教会関係委員会通信、寄り添って生きる、など。

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  8月分配信中

月刊誌 『リジョイス』聖書日課 音声データ 一括  8月分配信中

耳で聴く月刊誌 『リジョイス』聖書日課の1ヶ月分の音声データ。ダウンロードしてCD-Rなどに保存できます。

第43回 ふくいんのなみ キャンプのお知らせ

第43回 ふくいんのなみ キャンプのお知らせ

今年も「ふくいんのなみキャンプ」の季節が近付いてまいりました。今年のテーマは「イエスさまが伝えたかったこと」として2019年8月9日(金)から10日(土)までの一泊二日の予定です。場所はYMCA東山荘(静岡県御殿場市)。講師は山下正雄(ラジオ牧師)です。

わたしの街のこの教会「花小金井教会」

わたしの街のこの教会「花小金井教会」

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。7月は東京都小平市の「花小金井教会」です。場所は西武新宿線「花小金井駅」から徒歩7分ほど。モダンなデザインの外観が特徴的です。

カルヴィニズムる人たち

カルヴィニズムる人たち

7月の「カルヴィニズムる人たち」は多治見教会 教会員の吉田光生さんです。アコースティックギターでの弾き語りライブやバンドでのライブ活動をされています。

ヨシュア 7章

彼らは、アカンの上に大きな石塚を積み上げたが、それは今日まで残っている。主の激しい怒りはこうしてやんだ。 ヨシュア記 7章26節

アイでの敗退

エリコでの大勝利にイスラエルの人びとは気をよくしていました。アイに向かった約3千の兵士たちも勝利を疑わずに攻め上ったことでしょう。しかし、神は、この戦いが彼らの惨めな敗退に終わることをご存じでした。そ…

ヨシュア 8章

主はヨシュアに言われた。「恐れてはならない。おののいてはならない。全軍隊を引き連れてアイに攻め上りなさい。アイの王も民も町も周辺の土地もあなたの手に渡す。」 ヨシュア記 8章1節

アイでの勝利

ヨシュアは、全軍隊を率いて行動を起こし、アイへ攻め上りました(3節)。このはつらつとした姿は、一回目の敗退で打ちしおれていたヨシュアとはまるで別人のようです(7章7~9節)。 何によって、彼はこの大いなる…

ヨシュア 9章

「御覧ください。わたしたちは今はあなたの手の中にあります。あなたが良いと見なし、正しいと見なされることをなさってください。」
ヨシュアは彼らにそのようにし、イスラエルの人々の手から彼らを助け、殺すことを許さなかった。 ヨシュア記 9章25節~26節

命を保障する協定

どうしたことでしょう。イスラエルの指導者たちは、ここぞというところで主の指示を求めません(14節)。敗退に終わった一回目のアイ攻略のときと同じことを繰り返します。それゆえ、ここでも、困難な事態へと進み…

ヨシュア 10章

ヨシュアがただ一回の出撃でこれらの地域を占領し、すべての王を捕らえることができたのは、イスラエルの神、主がイスラエルのために戦われたからである。 ヨシュア記 10章42節

強く、雄々しくあれ

「早く上って来て、私たちを救い、助けてください!」。ギブオンの人びとからの叫びを聞き、ヨシュアは出陣しました。和を結んだ仲間からの求めですから、行かなくてはなりません。しかし、どれほど不安だったこと…

ヨシュア 11章

主はヨシュアに言われた。
「彼らを恐れてはならない。わたしは明日の今ごろ、彼らすべてをイスラエルに渡して殺させる。あなたは彼らの馬の足の筋を切り、戦車を焼き払え。」(ヨシュア11:6) ヨシュア記 11章6節

勝利への道

カナン南部連合軍敗北の知らせを受けて、北部の盟主ハツォルの王ヤビンは北部連合軍の結成を呼び掛けました。すると、この地方全域の王たちがこぞって応えます。こうして、軍馬・戦車もそろった浜辺の砂の数ほどの…

ヨシュア 12章

ヨシュアの率いるイスラエルの人々がヨルダン川のこちら側、すなわち西側で征服した国の王は次のとおりである。ヨシュアは、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る地域をイスラエル各部族にその配分に従って領地として与えた。 ヨシュア記 12章7節

主の御計らいを何一つ忘れてはならない

「わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない」(詩103編2節)。この勧めに応えるように、12章では、主の良いご配慮によって与えられた勝利の一つ一つが数え上げられています。 1~6節は…

ルカ 10章1-12節

その後、主はほかに72人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に2人ずつ先に遣わされた。そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」 ルカによる福音書 10章1~2節

実りを刈り取る

主から遣わされて伝道するなら豊かな収穫があると約束されています。現実がそうではないように思えるのは、「働き手が少ない」からです。そして、この働き手は「収穫のための働き手」であると言われています。 私た…

詩編 64編

主に従う人は主を避けどころとし、喜び祝い
心のまっすぐな人は皆、主によって誇ります。 詩編 64編11節

主を避けどころとする

「主に従う人」とは「主に結ばれて正しい者」という意味で、詩人本人の自己意識です。神の御前に自分は正しくない人間、御言葉に照らして義ではない罪人です。しかしわたしは、神の憐れみによって罪を赦された者、…

詩編 65編

あなたは地に臨んで水を与え
豊かさを加えられます。
神の水路は水をたたえ、地は穀物を備えます。
あなたがそのように地を備え
畝を潤し、土をならし
豊かな雨を注いで柔らかにし
芽生えたものを祝福してくださるからです。 詩編 65編10節~11節

神の水路は水をたたえ

神の民の喜びの叫びは、天地にこだまします。創造主なる神は、世界の統治者・歴史の支配者であり、摂理の神の恵みは、神の民から全人類へと広がります。そのイメージとして「神の水路は水をたたえ」と歌われます。 …

詩編 66編

神は我らの魂に命を得させてくださる。
我らの足がよろめくのを許されない。 詩編 66編9節

我らの足はよろめいた

「よろめく」とは「揺らぐ」「滑る」という意味で、神の民の歩み、共同体の足取りを譬えます。神の民は先祖も子孫も、抗うことのできない不幸へ足を滑らせます。共同体は昔も今も、圧倒的な災難に遭い、足もとが揺…

詩編 67編

大地は作物を実らせました。
神、わたしたちの神が
わたしたちを祝福してくださいますように。
神がわたしたちを祝福してくださいますように。
地の果てに至るまで
すべてのものが神を畏れ敬いますように。 詩編 67編7節~8節

大地は作物を実らせた

「大地は作物を実らせた」。この一言を過去の出来事と受け取り、収穫を感謝して歌うことができます。作物は穀物と葡萄を指します。イスラエルの定住地では、毎年春の4月頃に大麦の収穫が始まり、小麦の収穫が続きま…

詩編 68編

神よ、あなたの行進が見える。
わたしの神、わたしの王は聖所に行進される。
歌い手を先頭に、続いて楽を奏する者
おとめらの中には太鼓を打つ者。
聖歌隊によって神をたたえよ
イスラエルの源からの主を。 詩編 68編25節~27節

神の行進が見えた

「イスラエルの源」とは「民族の源泉」、「国家の起源」という意味です。神がアブラハムを選ばれた大昔から、イスラエルの共同体に十戒を授けられたモーセ時代を経て、エルサレムに国家の基礎を据えられたダビデ時…

詩編 69編

神よ、わたしを救ってください。
大水が喉元に達しました。
わたしは深い沼にはまり込み
足がかりもありません。
大水の深い底にまで沈み
奔流がわたしを押し流します。
叫び続けて疲れ、喉は涸れ
わたしの神を待ち望むあまり
目は衰えてしまいました。 詩編 69編2節~4節

底なし沼からの叫び

詩人は自分の人生を嘆きます。苦難を底なし沼に譬えて嘆きます。「大水、深い沼、大水の深い底、奔流」。詩人は、弱り果てている中から、救助を神に嘆願します。「深い沼」は「泥沼」を意味し、「滅びの穴」とも呼…

ルカ 10章25-37節

しかし、彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。…「さて、あなたはこの3人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」 ルカによる福音書 10章29節,36節

隣人に「なる」

聖書では隣人を愛することが大切だと勧められています。そして、ユダヤ人にとって隣人とは、同胞であるユダヤ人のことでした。しかし、主イエスは隣人愛について話すに当たって、あるサマリア人が瀕死の人を助けた…

使徒 19章

信仰に入った大勢の人が来て、自分たちの悪行をはっきり告白した。また、魔術を行っていた多くの者も、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。…このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった 使徒言行録 19章18節~20節

主を恐れて、主に従う

第三次伝道旅行でエフェソに滞在したパウロは、会堂や講堂で主の言葉を語り続けました。また、神は「パウロの手を通して目覚ましい奇跡」を行うことによって、主の言葉の力を証しされました(11節)。 この特別な力…

使徒 20章

そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。 使徒言行録 20章32節

神の言葉への確信

伝道者パウロは、何を語ったのでしょうか。彼は「神に対する悔い改めと…主イエスに対する信仰」を語りました(21節)。「神の恵みの福音」を語りました(24節)。「神の御計画をすべて」語ったのです(27節)。 彼…

使徒 21章

しかし、滞在期間が過ぎたとき、わたしたちはそこを去って旅を続けることにした。彼らは皆、妻や子供を連れて、町外れまで見送りに来てくれた。そして、共に浜辺にひざまずいて祈り、互いに別れの挨拶を交わし、わたしたちは船に乗り込み、彼らは自分の家に戻って行った。 使徒言行録 21章5節~6節

主にある交わりに支えられて生きる

エルサレムに向かって出発したパウロは、ティルスの港に着きました。その地のキリスト者たちは「霊に動かされ」て、彼に対してエルサレムに行かないように願いました(4節)。また次の寄港地でもパウロが捕えられる…

使徒 22章

「今、何をためらっているのです。立ち上がりなさい。その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。」 使徒言行録 22章16節

ためらわず立ち上がりなさい

エルサレムで捕えられたパウロは、群衆に向かって自分の回心について語りました。教会を迫害するためにダマスコに向かう途上、天からの強い光の中で、主イエスはパウロに語りかけられました。「サウル、サウル、な…

使徒 23章

その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」 使徒言行録 23章11節

勇気を出せ

捕えられたパウロは、最高法院で取り調べを受けました。議論が沸騰し、パウロが引き裂かれてしまうのでないかと心配して、千人隊長がパウロを連れ出したほどです。一方、最高法院の外部でも、パウロを暗殺する計画…

使徒 24章

「こういうわけで私は、神に対しても人に対しても、責められることのない良心を絶えず保つように努めています。」 使徒言行録 24章16節

責められることのない良心を保つ

パウロはローマ総督の前での弁明の中で、自らの生き方の基本について、次のように語りました。「こういうわけで私は、神に対しても人に対しても、責められることのない良心を絶えず保つように努めています」。 キリ…

ルカ 10章38-42節

主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」 ルカによる福音書 10章41節

ただ一つ、必要なこと

主イエスはマルタとマリアの姉妹の家を訪れます。マルタは主イエスと一行をもてなすために奉仕をしますが、マリアはそれを手伝わずに主イエスの話に聞き入っています。マルタは、マリアに注意してくださいと、強い…

ヨシュア 13章

ヨシュアが多くの日を重ねて老人となったとき、主は彼にこう言われた。
「あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。」 ヨシュア記 13章11節

共に戦われる神

モーセの死後、彼の後を継ぐ新しい世代の指導者として神が選ばれたのは、ヌンの子ヨシュアでした。ヨシュアはイスラエルの民を率いてヨルダン川を渡り、カナンの地で多くの敵と戦い、ことごとく勝利を収めることが…

ヨシュア 14章

「どうか主があの時約束してくださったこの山地をわたしにください。あの時、あなたも聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々がありますが、主がわたしと共にいてくださるなら、約束どおり、彼らを追い払えます
ヨシュア記 14章12節

主の約束に支えられて

エフネの子のカレブは、かつて主が約束してくださったヘブロンの地の領有を申し出ました。カレブこそは、45年前、12人の偵察隊の1人としてモーセからカナン偵察を命じられ、ヨシュアと共に恐れずに突き進もうと提案…

ヨシュア 15章

彼女は言った。「お祝いをください。わたしにネゲブの地をくださるなら、溜池も添えてください。」彼は上と下の溜池を娘に与えた。 ヨシュア記 15章19節

荒れ野に湧き出る泉

難攻不落と言われたキルヤト・アルバ(ヘブロン)を征服したカレブは、キルヤト・セフェル(デビルのかつての地名)を攻撃する者を求めます。そしてこれを撃って占領する者に娘アクサを妻として与えることを約束し…

ヨシュア 16章

ヨセフの子ら、マナセとエフライムは嗣業の土地を受け継いだ。 ヨシュア記 16章4節

嗣業の土地

13章以下には、カナンの地がイスラエル12部族それぞれに分配される範囲と境界線が語られています。しばらく続く土地分配表は、今の私たちにとっては退屈なものかもしれません。しかし、自分が受け継ぐ土地があれば…

ヨシュア 17章

「山地は森林だが、開拓してことごとく自分のものにするがよい。カナン人は鉄の戦車を持っていて、強いかもしれないが、きっと追い出すことができよう。」 ヨシュア記 17章18節

変わることのないお方

ヨセフの子孫は与えられた分では満足せず、さらに多くの地を分配して欲しいと要求してきました。同族のヨシュアに、特別な恩恵を期待していたのかもしれません。そこで、ヨシュアは自分たちで開拓して領土を広げる…

ヨシュア 18章

ヨシュアはイスラエルの人々に言った。
「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。各部族から3人ずつ出しなさい。わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう。」 ヨシュア記 18章3節~4節

私たちは嗣業の民

ヨルダン川の東のルベンとガド、ユダとヨセフを除いた7部族が、まだ分割地を得ていませんでした。カナン征服の戦いに疲れ、ためらう民に、ヨシュアは主の勝利によってこの地はすでにあなたがたに与えられていると語…

ルカ 11章1-13節

「そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる ルカによる福音書 11章9節~10節

神を父とする

祈りについて主イエスが教えてくださっています。その上で、主イエスは、神を「天の父」と呼びました(13節)。すなわち、この天の父が、子である私たちを養ってくださるから、もっと祈りなさいと主イエスは教えて…

詩編 70編

神よ、わたしは貧しく、身を屈めています。
速やかにわたしを訪れてください。
あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。
主よ、遅れないでください。 詩編 70編6節

主よ、遅れないでください

この詩の詩人は、苦難の中にいます。助け出してほしいと言って神に訴えています。「命をねらう者」、「災いに遭わせようと望む者」、「はやし立てる者」が彼に害を加えようとしているようです。彼の苦難の具体的な…

詩編 71編

わたしの唇は喜びの声をあげ
あなたが贖ってくださったこの魂は
あなたにほめ歌をうたいます。
わたしの舌は絶えることなく
恵みの御業を歌います。 詩編 71編23節~24節

生涯、主を喜ぶ

詩人の生涯は決して平坦なものではありませんでした。この詩を歌ったときも、彼は神に身を寄せて、助けていただかなくてはならないと感じていました。しかし、彼には強い確信がありました。自分は若いときから主に…

詩編 72編

主なる神をたたえよ
イスラエルの神
ただひとり驚くべき御業を行う方を。
栄光に輝く御名をとこしえにたたえよ
栄光は全地を満たす。
アーメン、アーメン。 詩編 72編18節~19節

究極の王とその平和

この詩編の表題には「ソロモンの詩」、詩の最後には「エッサイの子ダビデの祈りの終り」と記されています。どちらも、詩編の本文そのものとは区別される文章ですが、この詩編が聖書の民の中でどのように受け入れら…