政教分離と伝道 | コリントの信徒への手紙一 15章20-28節

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コリントの信徒への手紙一 15章20-28節

ただ、一人一人にそれぞれ順序があります。最初にキリスト、次いで、キリストが来られるときに、キリストに属している人たち、次いで、世の終わりが来ます。そのとき、キリストはすべての支配、すべての権威や勢力を滅ぼし、父である神に国を引き渡されます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 15章23節~24節

政教分離と伝道

福音宣教によって信仰が起こることには、「一人一人にそれぞれ順序があります」。世界の歴史が政教分離の原則を学んで訓練されることには、一人一人の心の自由を大切にすることが大きく関係しています。

信仰は、国家の強制によって持つものではなく、一人一人の人が心の自由によって持つものです。信仰は強制を嫌います。国家が特定の宗教を国の宗教にすると、信仰者は心に痛みを覚えます。

また、宗教団体が政治権力と結びつくと、宗教自体の堕落を招きます。国家の宗教になると、伝道や布教をしなくても、多くの国民はその宗教の信者になってしまうのですから、伝道意欲は起こらなくなります。

さらに、宗教団体が国家の宗教になって財政的援助を受けたりすると、為政者による不正や国家権力による不当な介入に対して、正しいことを言う姿勢が鈍くなります。預言者的発言ができないと、国家の堕落を救う働きができなくなります。

ですから、信教の自由と政教分離のための闘いは、宗教団体の健全な発展のためにも必要なのです。

熊田 雄二(上福岡教会)