宝の民として歩む | 申命記 14章

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申命記 14章

あなたの神、主の御前で、すなわち主がその名を置くために選ばれる場所で、あなたは、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の10分の1と、牛、羊の初子を食べ、常にあなたの神、主を畏れることを学ばねばならない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 14章23節

宝の民として歩む

14章ではすでに12章で語られた食べ物と祭儀のあり方について、改めて清い動物と汚れた動物の区別と、レビ人等に対する配慮の言葉が語られます。このところの中心にあるのは「主を畏れることを学ぶ」という言葉です。ある動物や鳥類、魚類がなぜ食べられないのか根拠は示されませんが、そのような区別を守ることは、神の民のしるしの一部です。

その他、収穫の10分の1を取り分けて主の御前で食べること(23節)や、遠隔地に住む者たちが取り分けた金銭を携え、指定の場所で家族と共に祝いの食事をすること(24節以下)、レビ人や寄留者、孤児のために10分の1を取り分け彼らが満ち足りるようにとの命令(28節以下)も同様です。

現代においては、このような食物規定や礼拝規定をそのままでは用いません。けれども、私たちは神が我々をも「宝の民とされた」(2節)事実を喜び、日曜日ごとに主イエスの定めた礼拝のあり方に服従し、弱いものに配慮します。また、日々のデボーションにおいて繰り返し「主を畏れること」を学ぶのです。

杉山 昌樹(上福岡教会)