神の家に招く主なる神 | 創世記 35章

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創世記 35章

神は彼に言われた。
「あなたの名はヤコブである。しかし、あなたの名はもはやヤコブと呼ばれない。イスラエルがあなたの名となる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 35章10節

神の家に招く主なる神

娘ディナが受けた陵辱、息子たちによる報復の連鎖。ヤコブと家族たちはさまざまな試みを経験し、疲れ果てていました。主なる神が、再びヤコブに語りかけられます。「さあ、ベテルに上り、そこに住みなさい。…あなたに現れた神のための祭壇を造りなさい」(1節)。それは、神がご自身を表された場所に帰りなさい、という招きの言葉でした。

ヤコブは家の者全員に語りかけます。「お前たちが身に着けている外国の神々を取り去り、身を清めて衣服を着替えなさい」(2節)。ヤコブの家族は、外国の神々を、それぞれが身に着けていました。ヤコブは家族と共に、ベテルへと旅立ちます。

主なる神は、ベテルで祭壇を築いたヤコブを祝福します。「イスラエルがあなたの名となる」。それは、ペヌエルにて神と戦い、勝利を与えられたことを意味する名です。その名は苦難を経た今、新しい勇気をヤコブに与えたことでしょう。ヤコブは、神が語られた場所を「ベテル(神の家)」と名付け、再び旅立ちます。

主イエスは弟子たちに苦難を予告された後で、「勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」と語られました(ヨハ16章33節)。神の御支配のうちを歩む平安を覚えて、きょうも歩んでまいりましょう。

【祈り】

主なる神よ、試みを前にするとき、勝利されたキリストの御支配を、私たちに覚えさせてください。

長谷部 真(堺みくに教会)