隠された神の御心が明らかに | 創世記 45章

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創世記 45章

ヨセフは兄弟たち皆に口づけし、彼らを抱いて泣いた。その後、兄弟たちはヨセフと語り合った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 45章15節

隠された神の御心が明らかに

ヨセフは、エジプトに奴隷として売られて以来、常に労苦と共に、神からの助けによって生かされてきました。そして、王に次ぐ最高の地位に引き上げられ、妻を得、二人の子どもに恵まれました。その二人の名前は、兄がマナセ(忘れさせる)、弟はエフライム(増やす)でした。「神は、悩みの地で、わたしに子孫を増やしてくださった」との思いが込められていました(41章参照)。

神の守りの中で、良きもので満たされていたヨセフの中に、なお兄たちに追いやられた先での苦しい過去の記憶から解放されたいとの願いがありました。そして今、彼の目の前で、兄のユダが心から家族を思いやって語る言葉に触れたときに、ヨセフの心は本当の意味で自由にされたのです。

彼はとうとう心の仮面を投げ捨て、兄たちの前で身を明かして、激しく泣いたのでした。そのとき、ヨセフの目は開かれて、自分がなぜ、このような運命をたどったのか、そこに働く神の御心を悟りました。

そして、このようにして自分が先にエジプトに遣わされたことには意味があった、それは神による救いが実現するためだった、と兄たちを赦し、慰め、和解したのです。

【祈り】

父なる神よ。あなたは地に平和を実現し、私たちの愛を豊かにしてくださいますから感謝します。

杉山 昌樹(上福岡教会)