主の命令によって | 民数記 7-9章

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民数記 7-9章

彼らは主の命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。彼らはモーセを通してなされた主の命令に従い、主の言いつけを守った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 9章23節

主の命令によって

人びとが幕屋を建て終わると、雲が幕屋を覆いました。空高くにあった雲が不思議な仕方で降りて来たのです。その雲は夜になると燃える火のように見えました。それは、神御自身がイスラエルの民と共におられることを示すしるしでした。そして神は、雲が幕屋の上にとどまっている間は宿営し、雲が離れると旅立つようにとお命じになりました。

朝であろうが夜であろうが、雲が離れるのを見れば、彼らは旅立ちました。逆に、雲がとどまる限り、何日も何か月も同じ場所に宿営し続けなければならないこともありました。

約束の地に早く辿り着きたいとの思いもあったでしょう。またもう少し休息したいと願うときもあったでしょう。

しかし、いかなる場合でも彼らは神の命令に直ちに従いました。常に備えをしていたのです。このように旅を進める中で、彼らは神の特別な配慮によって生かされ、導かれていることをますます実感したことでしょう。

現代の私たちはこの雲のように神のご臨在を目で見ることはありません。しかし、御言葉と聖霊の導きによって神のご配慮を覚えながら日々歩むことができるのです。

【祈り】

あなたのご愛顧のうちに生かされていることに感謝し、あなたのご命令にいつも従う備えをさせてください。

常石 召一(大阪教会)