躓きを与えないための配慮 | コリントの信徒への手紙一 8章

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コリントの信徒への手紙一 8章

ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 8章9節

躓きを与えないための配慮

当時、食卓に並べられる肉の中には、異教の神殿で神々への供え物としてささげられた後に市場へ移されたものがたくさんありました。コリント教会の中では、これを気づかって、「偶像にささげられた肉は食べてはならない」と考える人たちがおり、その一方で、「偶像などない。肉を恐れる必要はない」と主張する人もいて、教会は混乱していました。

そこでパウロは、自由に肉を食べている人たちに対して、9節で、「ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい」と語りました。配慮を求めたのです。

使徒言行録15章に、エルサレム会議において決められたことが記されています。「偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです」(20節)。このとき教会は、異邦人でイエス・キリストを信じるようになった人たちを受け入れて、異邦人の改宗者たちに割礼や儀式律法を行う義務を負わせないことを決めました。それと共に、偶像に備えられた肉を避けるようにということを確認したのです。それは、信仰の弱い人たちへの配慮としてそのようにすることを勧めているのです。

隣人をつまずかせないよう、互いへの配慮をもって歩みましょう。

【祈り】

私たちが互いに愛と配慮をもって歩むことができますように。

遠山 信和(静岡教会)