主は賛美の衣をまとわせる | イザヤ書 61章

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イザヤ書 61章

シオンのゆえに嘆いている人々に
灰に代えて冠をかぶらせ
嘆きに代えて喜びの香油を
暗い心に代えて賛美の衣をまとわせるために。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 61章3節

主は賛美の衣をまとわせる

61章は、福音を告げ知らせるメシアの存在が預言されています。預言者は、悲惨の中にある人びとに対して、具体的に分かる言葉で、希望を語りました。貧しい者には福音が語られる。打ち砕かれた心が包まれる。捕らわれた者、つながれている者には自由と解放が与えられる。福音は、ただの漠然としたメッセージではありません。主に油注がれた存在によって人びとの嘆きが喜びに変わるのです。主イエスは、この言葉はご自身において実現したのだとおっしゃいました(ルカ4章16~21節参照)。私たちが信じるメシアは、嘆きを喜びへと変えられる救い主です。

さて、3節には「暗い心に代えて賛美の衣をまとわせるために」と記されています。嘆きの中にある者たちの心に喜びの香油が注がれ、彼らは賛美の衣をまとわせられます。彼らは、また顔を上げて、神を賛美することができるように導かれるのです。

私たちも、今、聖書を通して、主にある恵みのメッセージを聞いています。たとえ嘆きの中にあろうとも、聖書は、私たちに福音を告げ知らせます。私たちは救い主によって、罪から解き放たれました。賛美の衣をまとわされた存在として、与えられた救いに感謝しつつ、きょうも主を賛美して歩んでいきましょう。

【祈り】

主よ。きょうも、あなたの救いに感謝しつつ、賛美して歩めますように。

高内 信嗣(山田教会)