天の父を離れて盗む | コリントの信徒への手紙一 6章

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コリントの信徒への手紙一 6章

泥棒、強欲な者、酒におぼれる者、人を悪く言う者、人の物を奪う物は、決して神の国を受け継ぐことができません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 6章10節

天の父を離れて盗む

第八戒「盗んではならない」について、ハイデルベルク問110は「権威者が罰するような盗みや略奪」だけを禁じるのでないと答えます。「自分の隣人の財産を自らのものにしようとするあらゆる邪悪な行為また企てをも盗みと呼」びます。

盗みとは、警察に捕まり、罰せられるようなことだけではありません。聖書は、「強欲な者」を「泥棒」、「人の物を奪う者」と同列に挙げています。そして、それらの者たちは、「神の国を受け継ぐことができません」と警告します。天の父である神は私たちに必要なものを恵み深く与えてくださっています。しかし、そのことを信じようとしないのです。その時、本来の必要よりもっと多くを求める強欲が湧きます。この盗みの罪は、私たちから遠いところにあるのではなく、現代の資本主義社会には当然のように存在します。

天にいます父なる神はキリストを遣わして、私たちをこの盗みの罪からも救い出してくださいます。神を天の父として示し、神の国を第一に求める者には必要なものをみな与える(マタ6章33節)と約束くださっています。

吉田 崇