わたしにも恵みが恵みが | コリントの信徒への手紙一 2章

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コリントの信徒への手紙一 2章

「目が見もせず、耳が聞きもせず、
人の心に思い浮かびもしなかったことを、
神は御自分を愛する者たちに準備された」
と書いてあるとおりです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 2章9節

わたしにも恵みが恵みが

誰も思いつかなかったこと。私たちの想像を遥かに超える、「世界の始まる前から定めておられた」(7節)よい計画を神はお持ちです。

私たちは、自分が救われているか、不安になることがあります。しかし、救いの保証が永遠からあるのです。神が計画し実行してくださる。だから私たちは安心してよいのです。

しかし、神からのこの素晴らしい救いを「この世の支配者たち」は誰も理解できませんでした。中には一流の教育を受けた人もいたはずです。「この世の知恵」は「神の知恵」を理解できない。罪ある心は恵みを嫌うからです。キリストを十字架に付ける罪を犯しながら、彼らは自分のしていることが理解できませんでした。

「わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それでわたしたちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです」(12節)。聖霊が、自分で自分を救えないことを教えます。聖霊が頑なな心を柔らかくし、聖霊が罪で真っ暗な人の心を御言葉で照らします。

パウロは自分の救いの経験を、「闇から光が輝き出よ」と、神による天地創造の言葉を引用して語ります(2コリ4章6節)。わたしの心に御言葉が光り始める。その人に圧倒的な神の力が働いているのです。

【祈り】

神よ、聖霊を与えてくださった恵みに感謝します。御言葉に照らされて信仰の道をきょうも歩めますように。

西堀 元(北神戸キリスト伝道所)